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みんな!!!!!!!
巷ではAKB48総選挙のニュースでもちきりでしたが!!
怖い女読書感想文コンテストにたくさんのご応募ありがとうございました!
1つ1つ読ませていただきました。
時に泣きそうになり、時に吹き出しながら読ませていただきました。
投稿していただいたみなさま!
そして
本を手に取って読んでくださったみなさま!
本当にありがとうございます!!!
さて、それでは入賞作品をご紹介したいと思います!!
ネタバレです!!!
ネタバレしかないです!!!!
まだ読んでる途中の方は絶対に読まないでください!!
怖い女を読み終わった方、そして読むことはないだろうという方のみ
読んでください!!!
それではまず!!!
共感したキャラと怖いと思ったキャラのランキングから!!
共感したキャラ!!
1位 27% 北川由紀奈
2位 13% 松田明日香
2位 13% ミカっち
2位 13% 順子
5位 9% 相川ルミ
5位 9% ナルコ
7位 6% 橘美紗緒
8位 4% 青山美奈
9位 2% 星野結
9位 2% 鈴木芳江
9位 2% 岡野の彼女
1位は27%の人が選んだ北川由紀奈でした!!
まぁ、妥当な結果だわ!!!!!
続きまして怖いキャラ!!
1位 31% 松田明日香
2位 22% 青山美奈
3位 18% 飯田千尋
4位 13% 鈴木芳江
5位 4% 相川ルミ
5位 4% 皆川英俊
7位 2% 星野結
7位 2% 白石リサ
7位 2% ミカっち
7位 2% メキハド
なんと31%の人が松田明日香に投票!!!
ちなみにメキハドに投票した方や
男の皆川に投票した人もいましたん!
ってな訳で、投票に参加しなかった方も
コメント欄にて共感したキャラや怖いキャラを
書き込んでってくださーい!!
それでは発表です!!
1人目!!
Mちゃんさん!
ゴマ様こんにちは☆
Mちゃんと申します。
怖い女読ませていただきました。
読み始めたら、結末が気になって、
あっとゆう間に最後まで読んじゃいました。
その時々のシーンを頭の中で想像して、すぐに入り込めました。
各章ごとに話が分かれていて、とても読みやすかったです。
ゴマ様だけに話の舞台がブログになっていたのも、よかったです。
私的にはあの結末は想像と違って、何か意外でした。
それくらい最後までどんな結末になるのか、わからない展開でした。
主人公の松田明日香は私と同じ27歳。
他の登場人物もアラサー、
アラフォーで女の裏の部分、まさに”怖い女”が満載で、
20代前半の頃はあまり考えないようなことも
今となっては共感できるようになり、
同世代(若しくは自分より上の世代)としても結婚・出産・仕事など、
今の自分とリンクすることが多かったので、とても興味深かったです。
一番共感した登場人物は三十歳の北川由希奈です。
「半分ずつ食べよう」
”隼人はいつも半分にしてくれた。
私、十分愛されていた。”
のくだりが泣けました。
自分の思い通りにいかず、彼の隼人についGSPしてしまう由希奈。
どうして隼人はこうなの?って不満ばっかりで…。
でも彼は一生懸命合わせようとしてくれてた。一生懸命愛してくれてた。
それに気付かず由希奈は自分のことだけを考えていた。
でもうどんさんに出会ったことで、隼人の大切さに改めて気が付いて、
自分が変わろうと思った。
人は自分で変わろうとしない限り、絶対変わらないですよね。
私も以前は長く付き合った元々彼にGSPする日々で、
あの頃ゴマ様に出会ってればなぁ…って今も思い返すことがあります。
あの頃の私は超がつく程のあの女で、それはそれはひどかったです。
それでも彼は私にいつも向き合ってくれました。
あんなにひどかったのに、
よくフラれなかったなぁ…と思います。(苦笑)
最後は自分から手放したけど、別れてすぐに後悔もしました。
もう三年も前の話だけど、
本当にいろいろなことを学び、今でも感謝してます。
そして今は新しい彼氏もできて、
結婚を視野に入れたお付き合いをしています。
彼にしっかり支えてもらってます。今すごく幸せです。
ゴマ様のお陰で今の私があります。
もちろん婚姻届にサインをして判を押すまで信用はしていませんが!(笑)
もう一人共感したのはナルコです。
私も”もしもあのときワールド”な女なので、気持ちはすごくわかります。
これまでの人生、半分以上後悔してたりします。(苦笑)
恋愛、学歴、就職…自分の選択を後悔することがよくありました。
でも失敗も挫折も必要だった。
失敗して後悔して、やっとわかったことだってある。
まだ20代なんだから、今からでもやり直せる。
いや、20代じゃなかったとしても、人生遅すぎることなんてないんだって。
ゴマ様に励まされて、そう思って生きようと必死に頑張ってます。
一番怖いと思った登場人物は三十四歳の鈴木芳江です。
逃した魚は大きかったのはわかるけど、
別れた彼のSNSのパスワードわかっちゃうところとか…本当怖いです。
痛いです。彼にもプライバシーがありますからね…。
せっかく結婚しようって言ってもらえたのに、それを断ったのは自分。
もっと高望みをしたのは自分。結婚より仕事を選んだのも自分。
やっぱり自分の人生は自分で責任持って、ゴマ様がいつも言っている、
”自分を幸せにできるのは自分だけ”を改めて感じました。
いつも私が大切に自分の胸に刻んでる言葉です。
2人目!!
Oさんからいただきました!
『怖い女』とっても楽しませていただいたのと同時に、ゾゾッ!!!
という気持ちも味あわせて頂きました。
鋭い洞察力&世のあの女達を知り尽くしている
ゴマ様らしい作品ですね。
そして自分が再びあの女に戻りかけている事にも、気づかせて
くれた人物が今回1番共感した登場人物、北川由紀奈でした。
年齢も近い事、付き合っている彼の仕事の事で結婚も
もう少し先になりそうな状況で焦りと苛立ちが起きやすい所が
まさに今の私でした。
お付き合いしていると言っても、彼には彼の人生があるし、
誠実に今こうして自分と向き合ってくれている彼の大切さに
再び気づけました。
彼女が出てきたのが、まさにそんなストーリーでした。
うどんさんとのやりとりがとっても好きでした。
1歩間違えると・・・な状況の中にも人の暖かさを感じちゃいました。
ゴマ様のブログを読んでいるので、結婚して!!!なんて
GSPは一切しなかったものの、日常の些細な事で彼にイライラ
してしまっていました。
今にして思うと、結婚に向けて進めていない事で彼に当たって
しまっていたのもあったと思います。
『隼人に対して言わなくてもいい言葉を言い過ぎていたんだ。』
の由紀奈の一言が最高に共感できたので、教訓にしたいなって思います。
1番怖いと思った登場人物は、鈴木芳江。
彼女の怖さは、どんどんどんどん増していきましたね!!
とにかく前のめりと妄想が激しすぎる所の恐ろしさ!!
怖すぎて彼女が出てきたストーリーみた後、
中々寝つけなかったくらいです(笑
自分の事を反省するどころか、第3者を責める所も怖い!!!
こうなってはいけないなと反面教師な人物でした。
青山美奈も策略家だし、怖い女ではあるんですけど、
個人的にゾゾッとしたのは、鈴木芳江でした。
様々な状況の色々なあの女が登場人物の斬新なお話とっても
楽しませて頂きました。ありがとうございます。
これから、みなさんの感想文を読めるのもとっても楽しみにしています。
3人目です。
Aさん!
ゴマ様、こんばんは!
度々メールを送らせて頂いて
勝手にお世話になってます、23歳Aと申します!
早速ですが、怖い女を予約して購入後
即読破いたしましたので感想文を送らせて頂きます。
悩んだわりに駄文で気持ちが伝わるか
不安ですが、お目に止まれば幸いです。
まず、最初に思ったことは
この本は、ゴマ様が普段からおっしゃっている内容全てが
綺麗にまとめられ収まっているなと感じました。
まるでブログを読んでいる気分でした。
そして、一番怖いと思った人物ですがこれは2人います。
一人は、青山美奈。
私と同年代の彼女、単なる脇役かと
思いきや…思いきや…おいおいおいおい
女ってこわー(´Д` )って本気で思いました笑
人って女って自分の楽しみのためなら
人格すら変えられるんですね…
その人格を育てるも育てないもすべて自分次第。
二人目は鈴木芳江。
ずっと一つのことに集中して、いきなりイレギュラーが起こると
ここまで我を失ってしまうのかとなんだか
他人事には思えませんでした。
頑張り抜くことは大切です。
でも芳江は頑張ってきた結果、
その頑張りは自分だけの頑張りに思ってしまい、
周りの人間は物の様に自分のために自分だけのために
利用していただけだったのかなと思いました。
まるでこの世の中の人間は私だけ
私が一番だと思ってるような…
だから恋愛においても相手の気持ちや都合まで
自分のスケジュールのように扱ってしまっていたのかなと思います。
次に一番共感した人物ですが、
これは順子です。
わたしこの章を読んで驚きました。
この場でついでのようになってしまい
失礼かとは思いますが、ゴマ様にはどうしてもお礼を伝えたく
感想に加えての報告を失礼いたします。
実は私、白鳥様を待ち受けにし、
1年しない間にプロポーズをされました。
3月末にはうちの両親に挨拶をし、承諾してもらいました。
もちろん、判を押すまで信じません!笑
そして、iPhoneに買い替えたのと同時に
可愛いから♪と待ち受けは白鳥様のまま、
ロック解除画面をコウノトリ様にしました。
するとなんと!その2ヶ月後に妊娠したんです!
ただいま3ヶ月目で順調に育ってくれてます(^^)
一応親に挨拶したあとの妊娠でしたが
私と彼が遠距離ということもあり
まだ籍を入れていません。
そのため、不安はやはり少なからずお互いにあるようで
ぶつかり合うことが増えました。
加えて私も少しですが、つわりが始まり
不快感からイライラしやすく、当たってしまうことがありました。
まさにちょうどその時!
ケンカ真っ只中の時にこの章を偶然読みました。
もう目からウロコで夢中になって読みました。
なんでなんでなんで!!と私の気持ちを彼に押し付け、
不安だ心配だ!と辛いのは私だけだと言わんばかりに
彼を責めていた自分がそこにはいました。
順子はまさに私そのものでした。
恥ずかしさと後悔、
彼に対する罪悪感が心を埋め尽くし
すぐに彼に謝罪のメールを送りました。
するとすぐに仲直りができ、
お互いが譲り合い、歩み寄る
「妥協」ができたんです。
彼の意見を受け入れてからは
必死で私と赤ちゃんを守ろうとしている責任感に
気づくことができました。
いかに笑顔に出来るか…
彼は、よく言っていました。
Aが幸せかどうかはAの価値観だから
俺はAを幸せにしようとは思わない。
でもAを笑顔になれるようなことはするし
Aを悲しませるようなことはしたくない。
それは俺が出来ること。
と。
初めはなんのこっちゃ、訳がわかっていませんでしたorz…笑
しかしゴマ様に出会い、ブログを読み、著書を読み
だんだん自分の中で組み立てることができ、
そして今回の「怖い女」で
ようやく組み立てられた言葉がスッと
自分の中に入ってきました。
まだまだあの女な私が
彼に食ってかかることがあると思います。
でも自分本位になってしまいそうな時は
自分を見失わないよう、一呼吸置いて
建設的な話し合いをできるそんな夫婦になって
笑顔いっぱいの家庭を気づきたいと思います。
最後は決意表明のようになってしまいましたが…
私、この小説に出会えて本当によかったです!
女らしさ全開でした\(^o^)/笑
最後に…
白鳥様
コウノトリ様
ありがとうございます!
そしてそして
ゴマブッ子様!
本当に本当に
ありがとうございます!!!
ゴマ様はじめ、読者の皆様が
笑顔あふれる毎日を送れますように。
長文乱文失礼いたしました。
誤字脱字ありましたら、申し訳ありません。
では、失礼いたします(^^)
4人目!!!
A子さん!!
いや~怖かったです。。。
『怖い女』というタイトルから、
恋愛のもつれのサスペンス?
それともいきすぎた「あの女」の恐ろしさっぷりのお話?
などと思っていましたが、この本の怖さはもっと別のところにありました。
それは「リアルな怖さ」
『怖い女』は人も死にません。
狂気に踏み入れ、病んでいる人も出てきません。
何が怖かったって、私のデスクの右となりの人、
左となりの人、そして私自身・・・。
「普通に」日常生活を送って、働いて、恋して、
女同士で恋バナして・・・
そんな隣のアナタが狂気との境目にいるというリアルな怖さ。
きっと、男の人がこの本を読んだら
「どこが怖い話なの??」
と思うかもしれません。
でも、女だからわかるんです。
心の独白=自分のブログ
でいかにも女が腹の中で考えてそうな怖いこと。自己中心的なこと。
あくまで小説、なので多少極端なキャラクターのはずなのに、
「いるいるー!こんな女」だったり、
「・・・。私もチラッとこういう風に考えたことある・・・かも・・・。」
と何度も思いました。
そのような「わかるー!」という面白さだけでなく、
今回私が更にとっても面白いと思った点が2つ。
一つは、ブログや相談集とまた一味違って、
小説なので、それぞれの短編の主人公たちが微妙に絡み合ってたり、
同じタイムラインでの出来事だったりして
大きく一つの衝撃的なストーリーになっているところ。
もう一つは、普段からゴマ様ブログを読んでいる者としては、
こんな負の循環、怖いこと、狂気との境目に
なってしまったのはなぜだろう?というのがちゃんとわかるんです。
この物語は、登場人物の目線でかかれた小説なので、
決して中に答えは書いてありません。
最後は皆綺麗売りができてハッピー!!
というような単純なお話でもありません。
だけど、ゴマ様ブログ読者ならきっとわかるはず。
自分で「かまいたちの夜」のゲームみたいに、
このお話しのアナザーストーリー「幸せな女」を描けるはず。
私はもう2回読みましたが、そういう楽しみ方もできました。
また、登場人物の中には普通のOLさんではなく、
芸能関係などの職業の人物もいますが、
それらが、私たち女だったらなんとな~く
「あ、あの女がモデルね」と想像しやすいんです(笑)
男だったらピンとこないかもしれないのですが、
普段から「あの女、腹黒そう~」と思ってTVで観てたあの女(笑)
当てはめながら読んでみるのも面白いです(悪趣味!?)
この話は怖いしドロドロな場面もありますが、
一番何が怖いって、この怖いストーリーの原因の「種」を
私もあなたもみ~んなが持っていると読みながら気付いてしまうところ。
ヒヤッ、ドキッとします。
最後に。
【一番共感した登場人物】
ユキナ
「大切なのは言葉ではなく」それに気付くことはできるのが、
実際はとても難しい、と私も思うから。
【一番怖いと思った登場人物】
芳江
おそらく、青山美奈やちーちゃんが得点を稼ぎそうですが、
個人的にはこの人が怖かった。
仕事を頑張っている女は、自分がちやほやされている時代は
自己中に、結婚も出産もしなくて、
ちやほやされなくなって仕事だけ残った時に
今度は昔の男や子供をもつことに執着しはじめる・・・。
本当にそういう人っているし、最近芸能界でも
バタバタとお相手の年齢やランクを落として結婚しているのを見ると・・・・・。
リアルすぎて怖い。
御礼と感想で長文となってしまい、失礼しました。
今回の経験から、私も覗くだけでなく、
誰かのお悩みに愛のあるコメントをしてみようと思いました。
また、実生活でも、「怖い女」たくさん勧めてみますね!!!
これからもゴマ様著書・ブログ楽しみにしています。
ますますのご活躍を心と行動で応援していきます!!
5人目です!!
酢牡蠣さんからいただきました!
一番共感した登場人物:北川由紀奈
一番怖いと思った登場人物:飯田千尋
『怖い女』という題名の通り、本書には女の欲望や嫉妬心、
計算高さが怖いぐらいに綴られている。
まず読み始めて最初に目につくのが、
主人公・松田明日香の奇行ともいえる行動である。
彼女は、自分を口説いたイケメンシェフのブログを随時チェックし、
コメントを残している女たちの素性をしらみつぶしに調べていく。
本書は、彼女たちの置かれている状況が
サイドストーリー的に各章で取り上げられており、
それに伴い、明日香の心境も少しずつ変化していく所に面白さがある。
それらのサイドストーリーの中でも、
とりわけ私が印象に残ったのは、
「大切なのは言葉ではなく」の章、北川由紀奈のエピソードだ。
由紀奈は、見習いシェフの恋人・隼人の態度に不安を覚え、
喧嘩した勢いで出会い系サイトに手を出してしまう。
三年付き合ってもプロポーズの気配を見せないばかりか、
自分に相談もなく転職を考えている様子の隼人。
これは確かに、彼に問いただしたくなる気持ちもわかる。
特に後者はショックであろう。「転職」、
そんな大事なことを何も言ってくれないなんて、
自分という存在は一体何なのだろうかと思ってしまうだろう。
しかし、由紀奈は最終的に気付くことができた。
言ってもらえないということは、自分にも問題があったのだ、と。
この事に気付くというのは、出来そうでなかなか出来ない。
自分のタイミングと、相手のタイミング。
別個の人間なのだから、ズレがあるのは当たり前のことなのに、
自分のタイミングに応じてくれなかった男を責めてしまう女性が、
世の中なんと多いことか。
私自身にも思い当たる過去があるので、身につまされた次第である。
だけど、愛されている実感と、相手を思いやる心を
取り戻した由紀奈なら、この先もう大丈夫だろう。
独りよがりの恋愛から抜け出した彼女と、
彼女の背中を紳士的に押した「うどんさん」に、
拍手を贈りたい気持ちになった。
その他にも、必死に芸能界にしがみつく元アイドル女や、
見栄の世界で生きる女子アナ達、
挙句の果てには想像妊娠までする女など、多種多様な女たちが登場するが、
読みながら感じたのは、
「他人を恨むことをやめれば、たいがいの人は幸せになれるのだろうな」
という事だった。
欲したものを与えてくれない男に苛立ったり、
良さそうな物(あるいは男)を手に入れた女を妬んだり……。
皆が皆、自分の不幸せの理由を他者に押し付けている。
そういう人達は、たとえ目当ての物ないしは
人が手に入ったとしても、またすぐに別のものを欲しては、
不満を言い続けるのだろう。
身近に一人はいる、「男運がない」「出会いがない」などと
ボヤいているような女性も、この手のタイプと言えるのではないだろうか。
彼女たちは自分の欲には敏感なくせに、
不満を垂れている自分の口元がどれほど醜く
ひん曲がっているかに気付いていない。
「周囲の人々のせいではなく、自分自身の思考のせい」。
仕事でも恋愛でも、何だかうまくいかないと感じた時には、
大抵これが当てはまると思う。
自己反省をしない人間はいつまでも幸せになれない。
そのことを強く感じながら読み進めていった。
他人を罵ったりあざ笑ったりしてばかりだった明日香にも、
物語終盤には、ついに自己反省の機会が訪れる。
「目覚め」の章において、明日香はやっと
己のことしか考えていなかった自分に気が付き、改心する。
その後どんでん返しがあり、ラブストーリーとしての
ハッピーエンドとは言えない結末を迎えるわけだが、
明日香の成長物語として考えたとするならば、
私はこれは充分にハッピーエンドであると思う。
なぜならば、前述した北川由紀奈と同様、
「それに気づけば、この先もう大丈夫」と言える強さを、
明日香は手に入れたからである。
これこそが本書の良さであると私は思うのだが、
きちんと自己反省を遂げた人物には、
明るい未来を予感させられる終わり方になっている。
今の明日香ならば、きっと次は素敵な恋ができるだろう。
後味の悪い話でありながらも、読者はそうした希望を見いだせるのだ。
最後に、私が「一番怖いと思った女」に選んだ、
飯田千尋について少し述べてみたい。
彼女は明日香に勝利宣告のような電話をしているが、
果たして彼女は本当に「勝ち組」なのだろうか、いささかの疑問が残る。
と言うのも、電話の内容から察するに、
どうも彼女も本当に愛されているとは言いがたいからである。
そして、わざわざ電話してくる必死さ。
何となく、改心する前の明日香を彷彿とさせる。
本当に彼に愛されていて幸せならば、
他人に攻撃的になる必要なんてないのではないだろうか。
放っておいてもいずれ明日香はブログを見て、事実を知るはずである。
にも関わらずわざわざ明日香に電話を寄越したという辺り、
千尋だって本当は不安で仕方ないのではないか、と思ってしまうのだ。
自分は彼にとって「暫定一位」に過ぎず、
もし自分よりも好条件な女が来たら、その時は捨てられるかもしれない。
そう思うからこそ、明日香の前ではせめてもの
虚勢を張っているのではないか、と。
そして、いざ捨てられることになった時、
この女は明日香のような、もしかしたらそれ以上に発・・狂し、
奇・・行に及ぶのではないだろうか。
その可能性を感じ、「一番怖いと思った女」に選ばせていただいた。
「暫定一位」の女でも、
あっさり振られる可能性が大いにあるこの世の中。
好きな男の「本命」であり続けるには、
たゆまぬ努力と思いやりが不可欠なのだなと、
本書を通して改めて思い知らされた次第であった。
続いて6人目でございます。
Yさん!
ゴマブッ子様
はじめまして、21歳大学生♀のYといいます。
さっそくですが、「怖い女」読まさせて頂きました。
届いてから何故かしばらく手が伸びなかったのですが、
一度読んでみると一気に最後まで読み切ってしまいました。
私が想像してたものをはるかに超えた主人公、
松田明日香の皆川英俊に対する執着‥
いや執念に恐怖を覚えながらも読み進めて行きました。
人はきっと誰かに必要とされていたくて、
見て欲しくて、だからこそ誰かの甘い言葉や行動が
忘れられなくて執着してしまうもの。
一度でも、少しでも甘い蜜を吸ってしまったら
さらに甘い蜜を求めて、求め続けて抜け出せない、蝶のようなもの。
読んでいて、そう感じました。
そう思った時、この本の装画の蝶が
この本で語られている女たちに見えました。
話の中にはいつもゴマブッ子様が言われている事が散りばめてあって、
ハッと気づかされるような場面もありました。
ほんの些細な一言でも、行動からでも、
彼の思いを汲み取ってあげられる余裕。
きっとそれが恋愛に置いては大切なことなんですよね。
ユキナと隼人のように
求人誌一つでも相手の思いを汲み取ってあげるだけで
愛されてないように見えてたことも全て、愛されてたと気づくことが出来たり。
順子と篤志のように
蛍光灯1つでもこの人とは価値観が違うって絶望してしまうこともあれば、
いつも目の前にいる人と自分の違いに改めて気づくことで
(2人の場合は身長差ですね)お互いのことを
思いやった素敵な家具を見つけることが出来たりと。
少しだけでも相手の目線で考える余裕さえあれば
同じ行動でも全て違って見えるものです。
「相手の気持ちを考えて行動しなさい。」
それは"おうだんほどうはあかしんごうでわたってはいけない"
と同じくらい標語とされてきたことです。
だいたいの人は信号は赤になれば止まり、青で渡るし、
人の気持ちを考えて行動することができます。
でも時には時間がなくて余裕がなくて信号を無視して渡ってしまう人や
焦り過ぎて赤だった事にも気づかないまま走ってしまう人もいます。
(中には赤と知ってて渡る人間もいますが‥)
信号を無視して渡ればもちろん事故になったりします。
それは悲しい結果しか生み出しません。
ではそんな悲しい事故を起こさないためにはどうすればいいのだろうか?
答えは「余裕を持って出掛ければいい」のです。
余裕さえあれば、わざわざ信号を無視することなんてしなくていいのだから。
当たり前の事ですよね(笑)
きっとそれは人に対しても同じなのだと思いました。
相手の出してる小さな信号(サイン)に気づく余裕さえあれば、
赤の時はきちんと止まれるんだなと。
焦らずきちんと青信号で渡っていけば
安全に確実に目的地へ辿り着けるんだなと。
そう学ばせてもらった本でした。
彼女たちはみんな信号無視をしてしまったのではないかなと感じました。
だいぶ飛躍した見解かもしれませんが、
でもそう考えたら今までのブログのゴマブッ子様の言葉が
さらにすんなりと私の心に入ってきたんです。
この本の怖い女たちの話はそれぞれまだ完結していませんよね?
それが凄く気になりました。
みかっちは皆川と千尋の結婚報告を聞いたら
どうなってしまうのだろうとか、隼人は結局ユキナに逢えたのかとか
ナルコはメグとヤスに何を伝えたのかとか、
八木麗華の体調大丈夫なのかとか、
山村優子は本当にあの山村優子なのかとか(笑)
アフターストーリーが気になって仕方ないです。
ぜひまた読めたらいいなと思います。
何よりも、当たり前だけど見失いやすくて、
そして何よりも大切な相手を思いやる気持ちを持つ余裕を持って
生きていかなければならないと
気づかせてくれたゴマブッ子様に感謝します。
甘い蜜にはご注意を!ですね(笑)
余談ですが、私の想像では何故か皆川英俊が川越シェフでした。
以来川越シェフを信頼できません(笑)
◎1番怖いと感じた登場人物は?
飯田千尋ですね。
まるで勝ち組のように君臨している飯田千尋ですが
結局はお金で皆川英俊を繋いでいるだけ。
それなのに愛されてると思い込んでいる。
これから結婚したとしても彼女が思い描く
本当の幸せはやって来ないんだと思います。
それに気づかない彼女が哀れでそしてとてつもなく恐ろしいと感じました。
◎1番共感した登場人物は?
順子です。
私も彼の過去に時々囚われそうになることがよくあります。
元カノが使ってた呼び名は使いたくないとか場所には行きたくないとか
よく思います(笑)
でも過去の彼ではなく今、目の前にいる彼をしっかりと
見なくてはならないんですよね!
ランプのところで順子が篤志の身長の高さに気づくところ、
自分の目線でしか見えてないと気づくところ、すごく良かったです。
いつも目の前にいるのに気づかない、
見えないことってあるんだなって思いました。
長文、乱文失礼致しました。
少しでも感謝の気持ちが伝わったら幸いです。
毎日励まされています。
これからもブログ活動や執筆活動でお忙しいとは思いますが
ますますの活躍をお祈りしています。
ありがとうございました(*^_^*)
ってな訳で!!
続きの発表は
で!!
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